【金融】

金融・資本市場活性化に向けての提言が公表


  わが国は、高度な技術力や生産基盤などを背景とする潜在的に投資魅力の高い企業群や1,600兆円を超える厚みのある個人金融資産が国内に存在するといった強みを有しており、わが国実体経済の成長や東京市場の発展を図る上では、こうした強みを生かした戦略を考えていく必要があるとの前提に立ち、金融・資本市場活性化有識者会合は、昨年に引き続き、提言を公表しています。

■提言の概要
2020年に想定する姿 2013年提言 2014年提言
家計資金や公的年金等が成長マネーに向かう循環の確立

◎個々人がライフサイクルに応じてリスク資産をも適切に組み込んだ資産形成を行う社会

◎東京市場がアジアNO1市場としての地位を確立
 
更なる施策等の検討・実行

・私的年金については、年金制度全体の在り方の検討に即した見直し

・資産運用ビジネスの発展促進及び中長期的な資産形成に資する投資商品の提供促進
 
・受託者の意識改革等を通じた投資運用業の強化(利益相反防止、プロ向け投資運用業に係る運用財産規模の制限緩和を含む幅広い施策を検討)

・投資信託を通じた資産形成の促進
ライフサイクルに応じた資産形成に資する投資商品の提供に向けた施策(NISA の一層の浸透、運用態勢やパフォーマンスの透明性向上、手数料等に関する説明の充実、運用状況の情報開示の改善等)

・上場インフラファンド市場の早期創設、ヘルスケアリートの上場推進、普及・啓発
 
アジアとともに成長する我が国金融・資本市場

◎アジア各国における本邦企業の円滑な現地通貨建て資金調達・貸出・資金管理等の実現

◎アジア地域におけるクロスボーダーでの資金・証券の取引・決済の市場やシステムの確立

◎東京市場が国際金融センターとして、アジア企業への資金供給の場、多通貨取引のハブ、内外のインフラファイナンスの場として等、高い金融仲介機能を発揮
 
・東京市場が、円・ドル・人民元等のクロスカレンシー取引のハブとなるための取組み

・アジアにおける資金調達・貸出等の一層の円滑化

・東京市場における国内外のインフラファンドの組成・上場の促進 等
 
・グローバルな通貨・債券等の取引・決済を行うためのインフラの整備・活用
(グローバルベースでの効率的な資金・証券管理等の実現、クロスボーダー債券決済インフラの構築に向けた取組の推進等)

・国内決済や企業間決済の高度化

・イスラム金融の普及に向けての環境整備

・国際的素養を備えた公認会計士等の専門人材の育成

・専門人材の海外進出やネットワーク形成の促進
 
グローバルで成長性ある企業群

◎新産業・新規企業が活発に勃興し成長する活力ある企業社会の実現

◎投資対象として魅力的で真にグローバルな企業が成長・繁栄
・高い成長力を有する部門への経営資源集中
・投資のリターンを意識した経営
・適切な企業統治
 
・グローバル企業の収益性や株主還元に対する意識変革、売上高利益率やROEなどの向上のための更なる施策 ・より良いコーポレート・ガバナンスの推進に向けての環境整備(コーポレートガバナンス・コードの検討等)

・事業再生手続の円滑化に向けた私的整理の在り方の見直し

・監査の質の向上、公認会計士資格の魅力の向上に向けた取組みの促進

・JBIC による新「海外展開支援融資ファシリティ」の創設
 
質・量ともに十分な国際的人材の育成・確保

◎高度人材の育成・確保や、我が国金融・資本市場を取り巻く各般のビジネス環境・生活環境の充実等、「社会的土台」を含む改革の実現
 
・人材の国際的なコミュニケーション能力やマネジメント能力の向上への取組

・高度金融人材にとってビジネスや生活をしやすい環境の整備

・金融経済教育の推進
 
・官民の様々な取組を活用した金融分野におけるグローバル人材の裾野を広げるための方策の検討

・海外のオピニオン・リーダーへの正確な情報提供、国際的影響力のあるオピニオン・リーダーの育成

・ライフステージの各段階における金融経済教育の実施に向けた働きかけ
 



詳しくは下記参照先をご覧ください。

参照ホームページ[金融庁]
http://www.fsa.go.jp/singi/kasseika/20140612.html


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